DELFのパート「読解」「聴解」「作文」「面接」とある中で、
一番対策しづらいのが「面接」、スピーキングのパートかと思います。

さすがに一人で対策するには限界があるんだもん!
いかちゃんの言うとおり、実際に試験官と対峙する「面接」は、
一人での対策だとかなり難航します。
今回はねてもオススメの対策方法と、
「どうしても独学で準備したい!」という人向けの対策方法もご紹介します!
「面接」は、人の手を借りるのがオススメ!
やはり成功への近道は、フランス語話者の手を借りることです。
レッスンを受講するもしくはフランス語の得意な知り合いに付き合ってもらう感じですね。

私はフランス語学校の対策講座に通ったよ!
でも20名ほどのクラスで、かつ「面接」に特化した内容ではなかったので、
「面接」に関しては試験のコツを教えてもらったのみ。
有益な情報をゲットできたけど、実践練習は行えないまま本番を迎えたよ…。
最もオススメは、プライベートレッスンの受講!
そんな私がいま考えるベストな「面接」対策は、プライベートレッスンを取るです!
対面でもオンラインでもOK!
フランス語学校の無料体験レッスンを受講すると、大体カウンセリングがあるので、
「プライベートでDELF B1の面接対策をしたい!」と伝えましょう。
ほぼすべての学校がDELFについて理解があり、B1なら対策も十分できているはずです。
プロからコツを教わり、かつ模擬試験までしておくのがオススメです!
コツを教わるので1時間、模擬試験で1時間の計2時間で足りるかなと思います。
情報はインターネットで収集し、模擬試験だけ1時間受けるのでも良いです。
クラスなら少人数制がGOOD!
しかしプライベートレッスンはお値段が張りますよね。ただでさえ受験料高いのに…!
「あまりお金はかけたくないけど、対策講座は受けておきたいな」という方は、
クラスレッスンはいかがでしょうか。
また、「『面接』だけでなくB1のパートすべて対策しておきたいな」という方も、
クラスレッスンが良いでしょう。
クラスだと「面接」のみに特化した対策講座は稀で、全パート網羅したものが一般的です。
クラスレッスンを選ぶ際のポイントですが、
なるべく少人数制(6人まで等)のクラスを選びましょう!
クラスだと時間の都合上、実際の試験のようにロールプレイするのは難しいです。
なるべくたくさん発言の機会が回ってくるよう、少人数制クラスにしておきましょう。
フランス語が得意な人に手伝ってもらうなら…
周囲にフランス語話者がいる・フランス語が得意な人がいる、という場合には、
その方々に手伝ってもらうのでももちろんOK!
その場合、DELF B1の「面接」内容を知らない方には、
DELF/DALF日本センターのページで公開している「受験生ガイド」「試験問題例」に
目を通してもらいましょう。(どちらもフランス語で書かれています)
なるべく試験に近い形で試験官役をやってもらい、
間違えた時はちゃんと直してもらうようにします。
その時、「なるべくシンプルなフランス語で修正して!」と頼めるとベター!
自学自習での準備もとっても大切!
「面接」は人の手を借りるべし!とは言ったものの、自学自習も非常に大切です。
DELF B1は、3つのパートに分かれます。
パートごとに、私が実際に行った自習方法を紹介します。
自己紹介
1つ目のパートでは、「あなたのことについて話して!」と試験官に促されるので、
自己紹介をするかたちになります。
自分の名前・年齢・国籍・出生地・仕事(勉強)・趣味・フランス語を学ぶ理由 などなど、
自分が話したいことを話せばOK。
試験官は文法力も見ているため、過去形や未来形など時制を使いこなしているところを
見せられればなおよし!
自学タイムでは、 喋る内容の文章を準備→ひたすら暗記 しておきましょう。
私は、下記のような感じで大きめの単語カードを作って暗記しました。
表面 | 裏面 |
---|---|
仕事について | Je travaille comme employée administrative dans un hôpital. Mon travail est parfois difficile, mais j’ai de la chance parce que tous mes collègues sont gentils. Nous mangeons souvent ensemble après le travail. Nous allons faire un barbecue l’été prochain. |
趣味について | J’aime faire du pain depuis que je suis lycéenne. Pour manger du pain français, je suis allée en France plusieurs fois. Donc, j’ai commencé à étudier le français. De temps en temps, je donne mon pain à mes amis. Je suis contente quand ils me disent que c’était bon. |
このパートは2〜3分の試験時間です。
自分からたくさん話せば、試験官がしてくる質問が少なくなるので、
喋ることを多めに準備しておくと吉!
ロールプレイング
とあるシチュエーションが書かれた紙を2枚引き、好きな方を選んでロールプレイします。
クレームを言う、相手を説得する、計画を提案する、状況を説明する 内容がほとんどです。
自学タイムでは、よくあるシチュエーションをネットで調べて把握しておき、
ロールプレイング中に使えるフレーズを暗記しておきます!
表面 | 裏面 |
---|---|
苦情を伝える | Excusez-moi, j’ai un problème avec … |
頼みごとをする | Est-ce que vous pouvez 不定詞 ? |
提案をする | Pourquoi ne pas 不定詞 ? |
実践練習の時までに、AIも駆使しつつ問答を想定しておきましょう。
意見提示
短めの文章が書かれた紙を2枚引き、好きな方を選んで自分の意見を述べます。
文章の内容は、「テレワークの是非」「夏休み中のアルバイトの是非」等、
社会的なテーマについてです。
1と2のパートと異なり、10分間準備の時間が与えられますよ。
このパートのポイントは、いかに論理的に話すか?になります。
この論理的な話し方を自学タイムで身につけておきましょう。
例えば、話の構成を身につける、話し出しの決まったフレーズを覚えておく、
理由を説明するときの接続詞を暗記する、などなどです。
下記に、話の構成だけご紹介しておきます。
- 導入選んだ文章の説明・自分の意見を表明する
私は、テレワークについて話している記事を選びました。
私は、テレワークについて賛成です。 - 理由説明意見の根拠を述べる
理由は2つあります。まず、通勤する必要がないからです。
その分の時間を他で活用できるし、疲れにくくなります。
次に、リラックスできる環境で仕事ができるからです。
例えば、好きな服装で仕事をすることができます。
他にも、音楽を聴きながら仕事ができて、より集中できるようになった
と言う友人もいます。 - 結論自分の意見をもう一度述べる
結論として、テレワークにはたくさんの利点があるので、
私は、多くの人がテレワークをするべきだと思っています。
10分で文章を読み準備 → 3分くらい喋る という流れで、
時間を計りながら、一人で何問かチャレンジしてみてください!
すべて独学でやりたいという方は
「レッスン取るほどのモチベない…」「周りにフランス語話者もいないし〜」という方!
今のAI時代、面接対策も独学で可能と言えば可能です。
自学自習は前述した方法で進めておきます。
会話練習は、無料で使えるChat GPTを使ってみてはいかがでしょうか。
「B1のスピーキングの試験対策をしたい」と伝えると、会話を合わせてくれます。
マイク機能を使えば、実際に喋る練習もできます。
発音が誤っていれば、マイクで拾ってもらえないので、発音の見直しにもなります。
(人だと汲み取ってくれるような発音を拾ってもらえない等、懸念点はアリ)
しかしChat GPTからの返答は音声ではなく活字なので、「聞いて答える」練習ができません。
その点は、Talk Pal等、他のAIで会話練習ができるものを使ってみてもいいかもです。
が、対人と比べて話のリズム等、どうしても異なる部分がある点は見込んでおきましょう。
「人相手だと緊張しちゃう」という方は特に、やはり対人で練習しておくのがオススメですよ〜。
まとめ:自学で力をつけつつ、実践練習もしよう!
インターネット上にたくさん例題は転がっているので、
問答をなるべく多めに想定しておくのは大切です。
テキストを買う方は、そこに載っているものから練習してみましょう!
あとは、想像力・瞬発力が問われる試験だとも思っています。
必ずしも自分の正直な意見・事実を述べる必要はありません。
あくまでフランス語の試験なので、自分が喋りやすい内容に持っていってOK!
また、試験官は意地悪ではありませんし、ディベートのテストでもありません。
多少「論旨が弱いかも…?」と思っても、そこまで鋭くツッコミを入れてこないので、
正しいフランス語でなるべく簡潔に話せば良いですよ!
不安な場合は、実践練習を積んでおくのがオススメです。
レッスンを取るとお金はかかっちゃいますが、その後の会話上達に大きく役立ちましたよ!
コメント